[9204]スカイマークの4−6月期決算。競合相手に苦戦で、営業利益はギリギリ黒字も前年比−97.2%に・・・。 - とある航空旅行のインデックス

[9204]スカイマークの4−6月期決算。競合相手に苦戦で、営業利益はギリギリ黒字も前年比−97.2%に・・・。

とある航空旅行のインデックスは、関西の2空港である関西国際空港神戸空港を応援しています。伊丹空港を応援していないのは、伊丹空港がお気に入りでないという事ではなく、伊丹は応援しなくてもいつもお客さんであふれているので大丈夫なんじゃない?ということからです。

このうち、関西国際空港では今伸び盛りのピーチ航空を応援する事にしていますが、神戸空港の方はANAは応援しなくても使う人が多そうなので、個人的にはスカイマークを応援する事にしています。

飛行機の大きさが違うので単純比較するのは正しくないかもしれませんが、現在神戸空港を発着する便は、概ねスカイマーク:ANA=2:1の割合なんですよね。それだけ、神戸空港はスカイマークに支えられている空港と言えるのです。あのJALが撤退した後、その穴を埋めたのはANAではなく、このスカイマークだった訳ですからね。

そんなスカイマークは、ちょっとイマイチな成績の成田空港就航と、関西の低価格航空のライバルであるピーチ航空の就航までは業績的にも春を謳歌していたのですが、上記2つの問題の発生と、他にお客さんに対するポリシー問題などの逆風もあり、最近は業績が低迷しています。株価もそれを表していまして、

低迷している低迷していると言われている日経平均株価(赤線)と比べてもそのダメダメさが分かるのではないでしょうか。なんと過去1年間で株価は60%以上下落しているのです。そして、今回の決算は日頃の航空ファンからはある程度想像できたのですが、このような内容でした。

  • 営業利益:5,600万円(ー97.2%)
  • 経常利益:8.96億円の赤字(赤字転落)
  • 純利益:10.5億円の赤字(赤字転落)

経常利益・純利益は営業以外の要素も入るため、この1段落だけ航空ファンとしてはカットしても良い部分かもしれませんが、営業利益で黒字なのに、純利益では10億円も赤字になっている理由は損益計算書をみてみると、為替差損が10.48億円も発生している事でした。今回の赤字のほとんどはコレで説明がついてしまう訳ですね。

ピーチ航空の就航以降、特に神戸空港のスカイマークは大打撃を受けてしまいました。今年は、ピーチ対抗で関西国際空港に就航しており、神戸空港+関西国際空港の客では前年比+になっていますので、搭乗率で比較するのはフェアではない部分がありますが、やはり採算性を考えると搭乗率が重要だと思いますので、神戸空港での搭乗率で比較しますと、

2011年6月〜2012年6月の神戸空港発路線の搭乗率比較

  • 羽田空港:87.3%→78.7%
  • 新千歳空港:77.4%→50.1%
  • 茨城空港:43.3%→47.5%
  • 長崎空港:59.9%→52.0%
  • 熊本空港:30.2%→29.7%
  • 鹿児島空港:55.7%→45.9%
  • 那覇空港:81.7%→54.9%

と、自社便の関西国際空港発に客が流れた、ピーチに流れた、九州新幹線に流れたなど色々な要因はあるものの、神戸空港発の路線で見ると、茨城空港を除いて全ての路線で前年比マイナスとなっています。正直な所、まともに利益が出ているのは羽田空港行きくらいなのではないでしょうか?元々はドル箱だった新千歳・那覇の落ち込みが厳しいですよね。

過去にも、スカイマークは赤字で株価が低迷する時期があったものの、その後一気に大きく黒字に戻す一方で、国際線の就航を発表するなど、一気に飛躍するかと思えた事もありました。航空業界は競争も激しく今年は新規参入が3社もあり、競争が厳しい環境だとは思うのですが、神戸空港を支えるスカイマークですので、一時の逆風に負けず、再度の黒字化に個人的には期待したいと思っています。

この記事を読んでくださった方はこんな記事も読んでいます。

当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © とある航空旅行のインデックス All Rights Reserved.
ブログパーツ